美容皮膚科開業で失敗しない!月商1500万の壁を突破するための成長のカギ

2024年10月29日(火)に開催したセミナー「美容皮膚科開業で失敗しない!月商1500万の壁を突破するための成長のカギ」では、東京美容医療クリニック 院長の高 尚威先生をお招きし、1年目で直面する月商の壁や壁を乗り越える具体的な方法、実際に高先生が取り組んだ施策についてうかがいました。

東京美容医療クリニック 院長 高 尚威 先生

奈良県立医科大学を卒業後、 湘南美容クリニックなど複数のクリニックに勤務。2017年に東京美容医療クリニックを開院し、経営を行っている。また、レーザー機器の製造・販売を行う株式会社K.O.techの代表も務め、「レーザーキング」として数多くの美容クリニックの支援に携わる。

1年目で直面する月商の壁とは

高先生:市場の成長率は安定しており、今後も年平均成長率104%から105%くらいで成長し続けると予測されています。そしてこれからも競合が増え続け、勝ち切るのが難しくなってくると考えています。

美容皮膚科の年商については、メディカルフォースの調査によると、月商999万円未満が約25%、1000万円から1500万円が約18%、1500万円以上が約25%という分布です。競争が激化することにより、月商1500万円のクリニックの割合はさらに低下すると思います。

高先生:ライバルがいないエリアを選ぶことです。例えば銀座のような激戦区では、よほど付加価値がなければ厳しい状況です。一方で、ライバルが少ない地域であれば比較的、集患しやすいです。ただし地方での開業は、医師の採用が難しく、美容経験のある優秀なナースも少ないというデメリットもあります。

高先生:最初は、集客やマーケティング、ブランディング、人事などすべてのポジションを自分でやりましょう。保険診療での開業とは異なり、自費診療での開業はビジネスの立ち上げです。マーケティングの分かる事務長を雇って、自分は臨床だけすればいいという考えがありますが、それでは美容皮膚科経営は絶対に成り立ちません。すべて自力でクリニックを運営して、それぞれ分野のやり方がやってわかってきた段階で方向性を決め、スタッフに仕事を任せるとスムーズです。

高先生:最初の1年は、最も得意な集客チャンネルを見極め、一つに絞ることが大切です。集客チャネルは、Instagramもあれば地元の看板もあり、ホットペッパービューティーなど美容皮膚科の集客チャネルはたくさんあります。3年目、4年目になったら全部やらないといけませんが、その他にもやるべきことが多い1年目は、1つに集中してください。

話すことが得意だったらInstagramライブをする、数字を分析するのが得意だったら媒体の担当者と毎週ミーティングをして施策を考えるといったように、一番得意なものに全力投球しましょう。

高先生:売上は「来た顧客の数×単価×リピート回数」で決まります。顧客については、アンチエイジングメインのクリニックにしたいといった開業する時のコンセプトに合った患者様が来るはずです単価は商品で決まるため、クリニックの顧客層によって自ずと価格帯は絞られます。

多くの人が見落としがちなのがリピート回数です。リピーターが少ないと、広告費をたくさん使って新しい患者様を呼んでも売り上げが伸びず、穴の開いたバケツのような状態になってしまいます。大切なのは穴をふさいでリピート率を高めることです。

壁を乗り越えるための具体的な方法とは

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