開業1年目で失敗しないための美容皮膚科経営戦略

開業準備・新患獲得・リピート率アップのポイントとは?2022年に表参道にて開業後、いまや予約の取れない人気クリニックとなったLIAN clinicの院長・藤尾謙太先生に経営拡大のポイントをお伺いしました。

成功に再現性はない

ー今回は、LIANclinic院長の藤尾先生にタイトルを決めていただきました。このタイトルにされた理由を聞かせてください。

藤尾先生:
このタイトルにした理由は、OWNDAYSの田中さん(※)の格言「成功に再現性はない」という言葉からの発想です。
※株式会社OWNDAYS代表取締役 田中 修治氏

「成功」には、再現性がないと考えています。僕の成功体験 を聞いて、それを別の方がマネしたとしても、僕のバックグラウンドや性格、周囲の人材などの要素は、人それぞれ違います。そのため、別の人が再現できるものではありません。

そのため、失敗する理由は、成功に再現性を求める考え方ではないでしょうか。株式会社OWNDAYSの田中さんは、「成功はアート(芸術)で失敗はサイエンス(科学)と言っています。失敗する理由は、再現性ばかりを求めて失敗するリスクを極力減らしていないからです。

僕も開業して2年目でどうなるか分かりませんが、1年目は乗り切れたと思っています。その経験から判断すると、人脈やコンセプト、お客様のニーズ、ドクターの経験値、資金などがポイントになると思っています。その点も踏まえたスモールスタートは、失敗しても致命傷を負わない開業スタイルです。

ー先生は、今まで活動された中で、自ら失敗した経験で勉強されたのでしょうか。それとも何か本とかのインプットで失敗する理由について知ったのでしょうか。

藤尾先生:
経験と本の両方です。本の場合は、偉人の失敗経験を読んでヒントに活用できます。あとは、開業した先輩ドクターのアドバイスも役に立ちますね。

まったく美容経験がないドクターが開業した場合は、成功率がかなり低くなると思います。本は、そういった失敗する原因をつぶしていく意味でもすごく大事です。また、僕は自分でも開業1年目にいろいろな失敗した経験があります。その経験も生かされています。

ー失敗をしない理由のひとつとして、スタッフさんの笑顔が印象に残っていますが、接客対応などの育成に関して何か意識して行っているのでしょうか。

藤尾先生:
スタッフに関しては、性格で判断しています。例えば、当院のカウンセラーや看護師は、スゴ腕の実績を持ったカウンセラーであっても、コンセプトに共感してもらえるかどうかですね。

当院は、売上貢献や回転率を重視するクリニックではなく、人間としての接客業なので、その部分がしっかりできる人間性を重視しています。

知識や手技などは、経験により後から追加できる部分です。スタッフの人間性とか性格は、なかなか変えられない部分だと思います。クリニックのコンセプトをInstagramで発信していると、共感を持った方が集まりやすくなると考えています。採用のときは、その辺を意識しますね。

開業準備でまず取り組むべきポイント

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